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執筆者の写真カントク

4/30:第45回横浜市春季少年サッカー大会U10


0-8 NPO HIP SC 0-1 黒滝SC

HIP戦ではゲーム前から7人で戦う事が分かっていて、難しいゲームになる事は分かっていたが、その前にこの状況でもリョウが作戦を考えてくるという非常に前向きな姿勢が本当に素晴らしいと思いました。誰しもがネガティブに捉えてしまうこの状況でもあきらめずにポジティブな姿勢には感動すら覚えました。 結果は大量失点してしまいましたが、全員で「チャレンジ&カバー」の判断が出来るようになっていれば、もう少しいいゲームができたかなと思いましたが、それは直近の課題として、何としても秋季大会までに身に付けるようにしよう!

黒滝戦は最後の1分くらいで失点してしまったが、攻撃に守備に全員が奮闘した今季一番の試合内容でした。こういうゲームの積み重ねが選手を大きく成長させるお手本のようなゲームでした。タラレバになってしまうけど、欲を言えば、こういうゲームを勝ち切る事ができれば、いくつかあったチャンスをひとつでも決め切る事ができれば、自信を始め、もっともっと得るものが多かったことでしょう。

守備に関してはひとつ気になった事が... みんな相手がいろいろ繰り出してくるフェイントへの対応が素直に引っかかり過ぎるように見えます。もちろん守備の時に一発で飛び込まない意識は持ってるものの、フェイントに素直に反応し過ぎて簡単に抜かれる事が非常に多いです。1対1の局面になった時に「一発で飛び込まない」意識を持つのと同時に、「相手はここでフェイント(切り返し)をしてくるかもしれない」という『心の準備』をするようにチャレンジしてみよう。必ず1対1が強くなるはずだよ!

【寸評】 ケンゴ:スピード、存在感は抜群でした。身体の入れ方も勝ち切れるようになってきたし、何より闘う姿勢、勝利への渇望がとてもよく表現できていました。当面の課題は二つで、ひとつはシュートの狙い所を明確にする事。具体的にはニアなのかファーなのか、味方のゴール前の状況や相手のGKの位置を「観て」判断する事で、より得点の可能性を効率的に広げる事。二つ目は顔の辺りに浮いているボールの処置です。頭で突っついてもよし、身体で入れ切ってキープでもよし、落ちてきたところを相手の逆側にコントロールでもよし。

リョウ:ゲームの中で相手の動きを見極められる意識、余裕が出来てきています。これが大きく成長している部分で、実はここが出来るようになるとサッカーがもっともっと楽しくなってくるところです。これまで積み重ねてきたものが大爆発する予感があるので、期待しています。またこれと比例するように課題だった身体の入れ方やヘディングのチャレンジもどんどん良くなってきています。自信を持ってこれからもっともっとチャレンジしていこう!

ユウマ:相手の攻撃をしっかり跳ね返し、時にはボールをキープしながら展開、シュートを狙うなど、センターバックとしてとてもいいプレーが出来ていました。コーチングはそこそこ出来ているので、あとは味方を励ます声、闘うことを後押しする声がもっと出てくるといいなと思います。最後の失点の場面では、タイガが先に触りに行ったのを「観て」、自分はどこにカバーに入るべきか、全力で追ってきてプレッシャーを掛けてくる相手とどう駆け引きすれば良かったのか、そこをしっかり整理しておこう。それが今後の財産になってくるよ。

ヨウスケ:トップとしてとてもいいチェイシングができていました。あのケンゴのセンターリングとGKとの1対1の場面は決め切りたかったよね。逆に言うとチャンスの場面にいいポジションにいることが出来ていることだよね。ここまではナイスプレーなので、あとは決め切れなかった自分の何が足りなかったのか、どうすれば決め切れたのかをしっかり整理して、次の機会に生かそうね!

タイガ:身体の正面でプレーする事。試合前に教えた事をもうゲームの中で実践できる能力は本当にすごいと思います。これによってピンチになる事やミスがすごく減ったよね。身体の強さやオーバーラップのチャレンジもとても良かったです。あとは毎日15分でもいいからボールを触って練習して下さい!!!

ハヤト:スライドしてのカバーリング、相手に足元に入れようとしたボールを予測してのインターセプト、オーバーラップしてのアーリークロス等非常に効果的なプレーが出来ていて、今季一番の出来でした。これが毎回出来れば嬉しいです。あと気になるのは、左足で蹴らなければならない場面でも右足に持ち変えて蹴ろうとするため、そこで相手に寄せられてボールを失う機会が多い。今からコツコツ積み重ねて左足のキックを練習しておこう。

イツキ:ユウマの前でよく守備を頑張ってくれていました。ちょっと守備に関わる時間が多いのが気になります。守備の時は相手の中盤の選手を自由にプレーさせないことに全力を注がなければならないし、攻撃のスイッチが入った(相手から味方がボールを奪った)時にいち早く相手と相手の間(ギャップ=スペース)でボールを受ける準備をしつつ、受けたらどこに出すのか「観て」おく事が重要です。ものすごく難しいけど、イツキならできるので、どんどんチャレンジしてみよう。

ケイスケ:ゲームにしっかり関わりながらよく声も出していました。ディフェンスラインが押し上がっている時は、自分も高い位置にポジショニングし、ユウマたちの裏のスペースは自分が全部処理するんだという意識も持ちながら30分間集中するようにチャレンジしよう!

リュウタロウ:ゲームの中でボールを止めたり、蹴ったりする基礎が少しずつできるようになり、1年前に比べて大きく成長しています。


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