0-2 ライフネットSC
ソウタがいる右サイドを起点にいい攻撃ができ、試合の入り方はとても良かった。 だんだん相手も自分たちのリズムが出はじめて一進一退の攻防となったが、押し込まれ始めると気持ちが引いてしまい、ボールを奪いに行くスピードが遅くなり、激しさが鈍ってくる。失点はいつもこういう状況から生まれることが多い。 こういう場面でも全員で声を掛け合って、厳しい場面を乗り越えて欲しい。サッカーのゲームではいい時と悪い時、自分たちの時間帯、相手の時間帯というものが必ず訪れる。そこをどう乗り切るのか? 押し込まれる場面では当然ディフェンスの選手が中心になって対応することになるのだが、ディフェンスに任せっ切りになっていないか?他の選手はこの状況をどう助けていくのか?サポートしていくのか? そんな部分をみんなの力で乗り越えていけるようになると、もっといいチームになるんじゃないかと思う。
今回もささいなミスから1点取られてしまい、その後もCKから一番大きい相手にヒサノをマークにつかせてしまい、胸で押し込まれて失点と、気持ちが引いてしまい、守備の時に攻める気持ちが無くなってしまっているのが大きいと思う。
全体的にはヒサノが2対1の状況で引っ張り出されたところ、相手のCBにロングボールで展開され、そこをまたサクが引っ張られて左サイドを崩されていたのが、一番苦しんだところでした。
攻撃面ではソウタ、タクミ、ユヅキ、ハルトがいい連携で何度かゴール前を脅かし、2回いい位置でFKを得ることが出来たが、モノに出来ず、そのままタイムアップ!負け方があまり良くなく、なんとも消化不良な感じのゲームでした。
【寸評】 タクミ:エースなんだから、二本目のFKをハルトに譲って欲しくなかったな。1本目失敗したからってなぜ弱気になった?自分の距離だったんじゃないの?あそこは強い気持ちでチャレンジして欲しかったな。
ソウタ:サイドをえぐるのはすごい武器だよね。あとは最後の部分の丁寧さが足りない。いい形で崩せているんだから、仕上げまでしっかりやり切ろう!
リョウガ:レベルの高い要求だけど、もっとゲーム全体を観察して、どこがやられているのか、どのようにやられているのかを自分なりの判断でいいので、冷静に、素早く察知して、みんなにそれを伝えてみよう。間違っていてもそれが経験になるし、そういう失敗はたくさんした方が自分にとってプラスになるよ。あと自分が最終ラインをコントロールしているんだから、オフサイドトラップにチャレンジしてみたら?リョウガならできると思うんだけど...
サクト:今日も守備面でヘディングや1対1で成長していたと思います。U11で出来ていることが、U12でも出来ているのはすごいことだと思います。
ハルト:6年生相手に中盤をやる時は、プレーの激しさと判断の速度をもう二段ギアを上げて欲しい。意識的に120%までギアを上げてプレーすることで、自分の能力の底上げをしていくイメージを持って欲しい。
ユヅキ:6年生相手にいい起点が何度が作れていたし、プレスのかけ方が非常にクレバーで、プレーの選択に説得力がある。あとはトップの位置から味方へどういう声掛けが出来るかが、よりチームに貢献し、ゲームによりかかわることにつながるはずです。
ヒサノ:今日は正直いいところなし。2対1の判断ができていない。闘っていない。ボールから逃げている。自分がマークに責任感がない。サッカーはボールを扱う技術だけうまくなっても、それ以外にも大事なところがたくさんあるよ。やるべき事をまず確実にやる。その結果がたとえうまくいかなくてもやろうとする事が大事です。
ソウタロウ:声出し、キャッチング、パントキックとプレーに安定感がありとても頼もしい。できればゴールキックは自分で蹴れるようになってほしい。